引き続き河原作品への弊社の見解を記述します。
ご存じの通り現時点で河原作品の鑑定機関はございませんし、
この時代の資料も少なくご遺族も鑑定業務は行っておられないので
保証は出来ません。弊社は前のブログにも述べているように。
この出品作からよみとれることを判断の材料として呈示しております。

弊社はSALE141 LOT201に出品しております河原温の作品を
彼のメキシコ滞在時期に描いた具象画と判断いたします。

絵の題材が壁画のある古墳であること、絵のスケールで
これが(海外)メキシコの壁画古墳である可能性が
高く、署名のKAWARA 61.2 ※(このサインのアルファベットの書き方の特徴も
この時期の他作品の綴り方も酷似していること。)の署名の絵を描く可能性があるのは
メキシコに滞在していた河原温である確率が高いこと。
当時の画風は1964年に以降のコンセプチュアルーアートとは
違う具象であること。

1959年にメキシコへわたる河原のために
友人有志が頒布会を企画し、そこでは油彩ではないが、水彩/グワッシュで
メキシコの風物画を描くことを予約で募集していること。
詳しくはネットGoogleなどで’河原温渡墨作品頒布会”で検索してください
ブログで紹介している方がいます。

ご紹介を受けた持ち主が長い間 河原温の絵画として保管していること
それなりのコレクションをその当時からなされてたこと
額・キャンバスの状態でいまから60年ぐらいの作品である可能性があること。